鏡餅の由来や意味!お年玉は元々お餅だった!?奥深く面白い日本の鏡餅

日本には、大昔から稲作信仰というものがあって、
稲は「神様」が宿った神聖なものだと考えられてきました。

なので、その稲から採れる「米」は人々の神聖な食べ物と言われてきたのです。

お餅はその白くまるい形や、大事な食料のお米で作られたものであること
から、霊が宿る神聖で特別なものとされてきました。

鏡餅は歳神様にお供えするものと同時に、歳神様が実際に宿るとも考えられて
いました。

※「歳神様」=初日の出と共に山から降りてくる神様です。
稲の実りをもたらす恵みの神様といわれています。
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なぜ鏡餅なの?

日本の神話の中に「三種の神器」というのがあって、その中に丸い形を
した鏡があります。

神聖な鏡で、歳神様の依り代(よりしろ)としての役割を持ち、
ご神体としての鏡をお餅で形取り「鏡餅」となったのです。

なぜ2段なの?

丸いお餅を大小乗せることで「月と太陽」「陰と陽」を表現しています。

また、円満に年を重ねるなどの意味が込められています。

なぜ鏡”開き”?

お供えしていた鏡餅を割るのに、なぜ「開き」なのでしょうか?

ご神体としていたありがたい鏡餅を包丁などで「切る」というのは
縁起が悪いとのことで、「手または、つちで」で割っていたのが
「開く」になったのです。

餅=鏡なので「鏡開き」と呼ばれるようになりました。

歳神様がいらっしゃる間を松の内といいますが(1月7日まで)
松の内が明けた(歳神様がお帰りになってから)11日に鏡開きをするのです。

そして、1月11日の鏡開きでお供えしていた鏡餅をさげて食べます。

鏡餅の役割

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歳神様の依り代としての役割の他にも神様の魂を分けてもらえるという考え
かたもされてきました。

「魂を分けてもらう」というのはお供えし終わった鏡餅には、
歳神様の力が宿っているとされ、新たな1年のエネルギーを
もらうために鏡開きをして食べるのです。

鏡餅は供えて食べることに意味があるものです!
ですから必ず食べるようにしましょうね。

今はお正月ぐらいしか残っていませんが、おめでたいことがある日には
餅つきをしてお餅を作り、神棚や仏壇にお供えをし、おめでたい儀式に
用いのがしきたりで、社会的な意味合いも持っていたのです。

昔はご近所に配ってみんなに食べてもらっていたものです。

御年玉

おもちを食べることで、「魂を分けてもらう」→「神様の歳玉」「年玉」→
家長が家族に「御年魂」「御年玉」として分け与えた。

つまり今でいう「お年玉」のことですね。
本来の「お年玉」の意味は歳神様から1年を過ごすための
エネルギーである鏡餅を(食べること)家長(お父さん)から
分け与えてもらっていた、ということになります。

餅つきするのに適した日はあるの?

お正月に向けた餅つきでは、昔から「29日」が「二重に苦しむ」
につながることや、「苦をつく」(9に餅をつく)ことから、
縁起が悪いなどの理由で12月29日は避けています。

「8」は末広がりで縁起がいいという事で、
12月28日に餅つきをするのに適していると言われています。

ちなみに「26日」も語呂合わせで「ろくなことがない」と言われ、
あまりいい日としては認めていられないようです。

それと31日も「一夜飾り」と呼ばれ鏡餅などの正月飾りは30日までに
飾る風習もあります。

※一夜飾り

一般的には、「お正月の神様をお迎えするのに、たった一夜ではまごころ
に欠ける」とか、「葬式の時には、一夜にして準備を行い次の日にはすぐ葬
式」で、縁起が悪いという考え方もあります。
このことから31日には飾らないのです。

さらに縁起をかついで「30日は、旧暦でいうと大晦になるために、一夜飾
りと同じ意味と言われています。

餅つきは、古くからのさまざまな願いと祈りが込められているのですね。

私たちはこの「伝統」を子どもたちに、子孫へと引き継がれていくように
心がけていかなくてはならないのではないでしょうか。

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